2012年8月30日木曜日

いつものビルかと思いきや…(828asahi)

本物のビルかと思ったら幻?−東京・日本橋のオフィス街に、建て替えで消えたはずの歴史的な建物が出現した。工事現場を撃つシートに元のビルの実物大写真が印刷され、解体されたビルがそのまま立っているようにも見える。
 ビルは、三菱倉庫の「江戸横倉庫ビル」。鉄筋コンクリート6階建てで、1930(昭和5)年に建てられた。船橋のような屋上の塔屋や最上階の半円窓など、船を思わせる外観が特
徴だった。都選定歴史的建造物に指定されている。
 現在、外観の7割を残す建て替えが、進められているが、
「工事中や周辺の住民や働く人に親しまれた景観を残したい」 (三菱倉庫)と、足場を覆うシートにかつてのビルの外観の写真を施した。
 施工する竹中工務店は「姫路城など絵を描いたシートで覆う事例はあるが、原寸大の写真で元々の建物を再現する事例は、国内では聞いたことがない」と話す。新ビルは、再来年の8月に完成予定。  (福留庸友)

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